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2017年1月

お取扱い蔵⑨「仙禽」せんきん

お取扱い蔵⑨「仙禽」せんきん
お取扱い蔵⑨「仙禽」せんきん
お取扱い蔵⑨「仙禽」せんきん

先日は「食中酒」についてお話をしましたが、その要素として大事なファクターのひとつが「酸」です。塩とレモンを合わせるように、カレーにヨーグルトを合わせるように、また醤油やソース、マヨネーズ、ケチャップと主要の調味料には「酸」が欠かせません。今日お話しする「仙禽」はまさにそんな「酸」に注力した独自の酒造りで注目を浴びているお蔵さんです。

料理における酸は甘味と塩分、辛味を繋げる接着剤の役割を担っています。LOTUSが得意とする東南アジアの料理では柑橘類やお酢を多用しますが(保存や解毒の役割もありますがそれはそのうち別の話で)、それは熱帯性気候、汗をかくぶんより多くの塩分や糖分を必要とする状況下で必要な栄養分をよりおいしく摂取できる方法として扱われたものと推測されます。イタリアンやフレンチをはじめとする欧米ではオリーブオイルやバターを多用するため、調味料としてのトマトやワインの文化が発達したのではということも読み取れます。現代の日本の食卓を覗いてみると、純粋に日本の料理といえるものはそう多くはありません。味付けが濃いものが主体となってきたとき、従来おいしいバランスをとれたお酒では物足りなく感じるはずです。

さて、話をお蔵さんに戻しますが、蔵元の薄井一樹さんはワインスクールを卒業後、ソムリエスクールの講師を勤めるほどワインに精通し、これからの日本酒に必要なもの=酸ということにいち早く着目したパイオニア。弟の真人さんとともに各種雑誌や専門誌にて「んきんブラザーズ」として酸の役割やその土地で醸すという意味合いを持つ「ドメーヌ」を謳っております(「仙禽」は仕込みに使う仕込み水と同じ水脈のお米のみを使用)。現在は「モダン仙禽」「クラシック仙禽」「ナチュール(酵母無添加)」「ドルチェ(ワイン酵母)」と4つのシリーズを造っています。

そんな兄・一樹さん、大のエスニック好き人間。LOTUSに来ても「パクチーいっぱいの料理が食べたい」とリクエストをするほど。そんな人がエスニックとの相性を意識しないはずがなく、蔵元いわく「日本一エスニックに合う日本酒」だそうな。これは試してみる価値アリですよね。

ただいまは

●モダンシリーズ
・亀ノ尾 2016
・初槽 直汲み あらばしり
・初槽 直汲み 中取り
・初槽 直汲み 責め
●クラシックシリーズ
・雄町 2015、 2016
・亀ノ尾 2015
・山田錦 2015、2016
・山廃 亀ノ尾 2015
●ナチュールシリーズ
・トロワ(3)
・キャトル(4)
・サンク(5)
・シス(6)
●ドルチェシリーズ
・ブーケ 2015
・ブーケ 2016
●雪だるま 活性にごり

とちょっと多めな17種が楽しめます。1つの銘柄としてはLOTUSでは最多です。個人的にはモダンシリーズとワイン酵母は鉄板のタイ料理と、クラシックシリーズは中華のニュアンスがある料理と、ナチュールは肉料理と合わせるのがゴキゲンです。LOTUSの料理を楽しむには球種を多く持ち三振がとれるエースの風格を持ったお酒です。


お取扱い蔵⑨「仙禽」せんきん

お取扱い蔵⑨「仙禽」せんきん
お取扱い蔵⑨「仙禽」せんきん
お取扱い蔵⑨「仙禽」せんきん

先日は「食中酒」についてお話をしましたが、その要素として大事なファクターのひとつが「酸」です。塩とレモンを合わせるように、カレーにヨーグルトを合わせるように、また醤油やソース、マヨネーズ、ケチャップと主要の調味料には「酸」が欠かせません。今日お話しする「仙禽」はまさにそんな「酸」に注力した独自の酒造りで注目を浴びているお蔵さんです。

料理における酸は甘味と塩分、辛味を繋げる接着剤の役割を担っています。LOTUSが得意とする東南アジアの料理では柑橘類やお酢を多用しますが(保存や解毒の役割もありますがそれはそのうち別の話で)、それは熱帯性気候、汗をかくぶんより多くの塩分や糖分を必要とする状況下で必要な栄養分をよりおいしく摂取できる方法として扱われたものと推測されます。イタリアンやフレンチをはじめとする欧米ではオリーブオイルやバターを多用するため、調味料としてのトマトやワインの文化が発達したのではということも読み取れます。現代の日本の食卓を覗いてみると、純粋に日本の料理といえるものはそう多くはありません。味付けが濃いものが主体となってきたとき、従来おいしいバランスをとれたお酒では物足りなく感じるはずです。

さて、話をお蔵さんに戻しますが、蔵元の薄井一樹さんはワインスクールを卒業後、ソムリエスクールの講師を勤めるほどワインに精通し、これからの日本酒に必要なもの=酸ということにいち早く着目したパイオニア。弟の真人さんとともに各種雑誌や専門誌にて「んきんブラザーズ」として酸の役割やその土地で醸すという意味合いを持つ「ドメーヌ」を謳っております(「仙禽」は仕込みに使う仕込み水と同じ水脈のお米のみを使用)。現在は「モダン仙禽」「クラシック仙禽」「ナチュール(酵母無添加)」「ドルチェ(ワイン酵母)」と4つのシリーズを造っています。

そんな兄・一樹さん、大のエスニック好き人間。LOTUSに来ても「パクチーいっぱいの料理が食べたい」とリクエストをするほど。そんな人がエスニックとの相性を意識しないはずがなく、蔵元いわく「日本一エスニックに合う日本酒」だそうな。これは試してみる価値アリですよね。

ただいまは

●モダンシリーズ
・亀ノ尾 2016
・初槽 直汲み あらばしり
・初槽 直汲み 中取り
・初槽 直汲み 責め
●クラシックシリーズ
・雄町 2015、 2016
・亀ノ尾 2015
・山田錦 2015、2016
・山廃 亀ノ尾 2015
●ナチュールシリーズ
・トロワ(3)
・キャトル(4)
・サンク(5)
・シス(6)
●ドルチェシリーズ
・ブーケ 2015
・ブーケ 2016
●雪だるま 活性にごり

とちょっと多めな17種が楽しめます。1つの銘柄としてはLOTUSでは最多です。個人的にはモダンシリーズとワイン酵母は鉄板のタイ料理と、クラシックシリーズは中華のニュアンスがある料理と、ナチュールは肉料理と合わせるのがゴキゲンです。LOTUSの料理を楽しむには球種を多く持ち三振がとれるエースの風格を持ったお酒です。


お取扱い蔵⑧「大那」菊の里酒造

お取扱い蔵⑧「大那」菊の里酒造
お取扱い蔵⑧「大那」菊の里酒造

日本酒の楽しみ方は人それぞれとはいえ、その趣向をパターン分けすると

①お酒だけで味わいたい
②食べ物に合わせたい
③この銘柄が呑んでみたい
④酔っぱらいたい
この①~④のうち重複もありつつ、お酒を選ぶことがほとんどかと思いますが今日話す「大那」はとにかく②に特化したお酒です。

先日、隣県のイタリア料理店で日本酒を取り扱いたいとのご相談をいただき、この「大那」を含む6種類の日本酒を持参してコース仕立ての料理と合わせるとゆー勉強会じみたことをした際、驚くことに大那だけは食材や料理の重さ、ソースの種類に関係なく全ての料理を包み込むように抜群の相性を発揮しておりました。刺身や焼き鳥との話ではなく、先述の通りイタリアンとの相性の話です。

「食中酒」というと料理の味を邪魔しない、さらりとしたものや水のようなものをイメージするかと思われますが、それだけでは食べ物にお酒が負けてしまいます。特にイタリアンやエスニックのような味も香りもメリハリのある料理には最低限の甘味と苦味、酸味が必要です。大那は素晴らしいバランス設計のもと食事を生かす唯一無二の食中酒です。

また、大那は地元農家の契約栽培による五百万石をはじめ原料米の表現が巧みでさっぱりめの地元産五百万石から兵庫の愛山や東条産山田錦ではリッチな味わいを表現しながら、どのお酒もどんな料理とも合ってしまうとゆー不思議なお酒。

そんな大那、LOTUSがオープンする約一年前、2009年のdancyuで大きく紹介された際に購入して以来、その自然な味わいに魅せられ今日まで、私の日本酒遍歴と同じだけのお付き合いをさせて頂いております。ただいまの取扱いは④種。

●特別純米 初しぼり
●純米吟醸 東条山田錦
●生もと純米
●特別純米 直汲み 26BY

代表の阿久津信さんは大の野球好き。酒質は玄人好みの二番セカンド、俊足巧打、1発もある恐怖の二番打者といった感じでしょうか。FA宣言すれば引く手あまたの人気酒です。

お取扱い蔵⑦「冩樂」宮泉銘醸

お取扱い蔵⑦「冩樂」宮泉銘醸
お取扱い蔵⑦「冩樂」宮泉銘醸

いつの時代にも流行があるのは何も洋服や音楽のみならず、食べ物や飲み物にもトレンドがあります。そのトレンドは業界で「来年はコレ!」的に大手メーカーや大御所さんを中心に業界から発信するタイプと、ある種のカリスマによる革命や常識を打ち破るものに周囲が同乗する形で渦となるタイプものがあります。日本酒業界も例に漏れず30年ほど前の「淡麗辛口」や「吟醸酒」など時代のニーズに合ったブームが起こっています。
そんな中でもかの「十四代」が約20年前に巻き起こした渦、大吟醸と同じだけの手間暇をかけたお米の味=甘味のある日本酒。その正統な系譜は会津若松は鶴ケ城のお膝元、宮泉銘醸が醸す「冩樂」に託されています。

代表の宮森義弘さん、山口武久さんの同級生コンビが醸す「冩樂」は盆地の会津らしい甘味がしっかりありながらそれを酸と苦味でバランスをとったハイブリット会津酒。分かりやすい旨さがあるのに飲み疲れずどんなおつまみとも合う酒質で今や入手困難なお酒としても知られています。

そんな冩樂、約5年前にLOTUSが初めて日本酒の会を催させていただいた思い入れ深い銘柄だったりします。当時は100~200石前後だった生産量も今やその10倍ほど。なのに入手困難って事実が冩樂の人気を物語ってますね。10倍は買えないけど、少しでもその成長に追い付きたいなという想いは常に持っているLOTUS、ただいまの取扱いは7種です


●純米吟醸 吉川山田錦
●純米吟醸 東条山田錦
●純米吟醸 備前雄町
●純米吟醸 播州愛山
●純米 初しぼり 生
●純米吟醸 初しぼり 生
●純米吟醸 おりがらみ 生

首かけの「純愛仕込み」とは米を愛し、酒を愛し、人を愛し、皆様に愛されるという意味合い。現代日本酒の教科書ともいえる冩樂の愛を感じてみてはいかがでしょうか。

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